浄霊の原理


   私は浄霊の方法として現在行なっている方法は、光の文字を大書した紙 片を与えるのである。それを“おひかり”として懐へ入れる事によって効 果を発揮する。それは光の文字の墨色から強力なる光波が放射し、信者の 身体から腕を通して掌から放射される。この放射力は数尺乃至数間くらい が最も適当としている。そうしてこの光の文字から光波が放射されるとい う事はいったい如何なわけかというと私の身体から霊線を通じ個々の光の 文字へ一瞬にして伝達するのである。ちょうど放送の無線電波とよく似て いる。私の霊体から、霊線を通じて光波が放射するとすれば、いったい私 の霊にはどういう仕掛けがあるかという事になるがそれを知る事によって 疑いは解けるわけである。それは私の腹中に平常は直径二寸くらいの光の 玉がある。これは見た人もある。この玉の光の塊から光波は無限に放射さ れるのである。然らばこの光の玉のその本源はどこにあるかというと、こ れが霊界における観世音菩薩の如意の玉から、私に向かって無限光を供給 されるのである。これが即ち観音力であり、不可思議力、妙智力ともいわ れるものである。如意輪観音が持し給う玉もこれである。

昭和24年(1949年)5月30日
「光」号外     『岡田茂吉全集』著述篇第七巻 p.163
『聖教書』 p.259


註:この論文は、「神示の医学 浄霊の原理 第三」の一部抜粋です。

戻る