世界救世教に行ってみよう

(2003/04/18)

これは、元秀明会信者で、今は神慈秀明会に怒り心頭という方が書かれた、世界救世教への参拝を勧める文書を転載させて頂いたものです。

中身の文章はちょっと過激なところがあるのですが、気にせず掲載しました。参考になると思います。

各団体への連絡先は、こちらをご参照ください。


はじめに

秀明会の信者さんで、これから思いきって世界救世教を訪問して、浄霊を受けたり、救世教の活動状況、明主様のみ教え等について、話しを聞いたり、さらに一歩進んで、救世教のおひかりを拝受しようと考えている人に、参考となる情報をこの文書で提供しようと考えています。

今まで、秀明会から救世教は邪神であるとさんざん教え込まれてきた秀明会信者にとって、救世教に足を踏みいれることは、海外旅行に行くよりも、勇気がいる行為です。救世教もいっぱいあるからどこにいけばよいのか?入信を強制されるのではないか?大光明真神はやっぱり嫌だな。川合輝明がやっぱり嫌だ。色々考えると面倒臭いからやっぱりやめたなんて人はいないですか?そんな人のために、世界救世教ガイドブックとしてこの文章を贈ります。興味のある人はどんどん救世教に遊びに行きましょう。レジャー感覚、散歩の一環、そんな軽い気持ちでいいです。(ひやかしは厳禁です。)明主様を求める気持ちのある人であれば、世界救世教は誰に対しても、門を開けてくれます。

世界救世教の現状

一体、世界救世教は現在どうなっているのでしょうか。

世界救世教は、教団浄化によって、3つの派閥に別れることとなりましたが、平成9年12月15日に、3者の間に法律上の和解が成立し、現在は、その3つが独立の宗教法人として文部省から認証を受けています。詳しくいうと、包括法人としての世界救世教が、被包括法人である、「東方之光」、「世界救世教いづのめ教団」、「世界救世教主之光教団」の3つの宗教法人を統率している状態です。

ただし、統率といっても、この包括法人としての世界救世教に権限は事実上なく、法律上、形式的に存在しているにすぎません。被包括法人の個別的な活動については、それぞれが自主的にやっており、それに対して、包括法人の世界救世教は基本的に一切口だしができません。別の表現で言えば、包括法人としての世界救世教は、信者が1人もおらず、意思決定機関としての理事会と、象徴兼意思表示機関としての教主だけが存在する団体といえます。おひかり、ご神体等の入霊は教主が行っています。

以下、「東方之光」と「いづのめ教団」について、概略、説明します。「主之光教団」は最も小さいので、今回は説明を省略させて頂きます。

「世界救世教いづのめ教団」について

熱海が本部です。本部参拝は、熱海の救世会館で行います。

 いづのめ教団は、故松本総長の時代には、大胆な開放路線を掲げており、将来的には、熱海の聖地を離脱教団に公開するプランも一時期あったほどです。そのため、神慈秀明会と天聖真美会を除く、離脱教団との間には、和解が成立しています。(かつて、神慈秀明会にも、和解のオファーが来て、小山美秀子先生は和解を切望されたのですが、秀明会の幹部の反対で、実現しませんでした。)離脱教団も、世界救世教が嫌で離脱したのではなく、川合輝明氏が嫌で離脱したのであるから、自分達と同胞であるという意識をお持ちの幹部職員もいるようです。管理施設は、熱海の施設(MOA美術館を除く)と京都嵯峨の平安郷です。平安郷には、世界で唯一つしかない明主様ご直筆の「大弥勒」ご尊像のご神体がご奉斎されており、一般人も礼拝させて頂けます。

ご浄霊は、「祈りの浄霊」です。全身をまんべんなく、ご浄霊するので、とりあえず急所はカバーされます。眉間と脳天にも、きちんと浄霊します。

ご神体は、二代教主の「大光明真神」です。

「いづのめ教団」を訪問する際の留意点

いづのめ教団は、拠点の運営方法、布教方法が秀明会とほとんど同じで、昭和40年代の世界救世教の姿を美しく継承しています。非常識な自己放棄体制、布教方法、献金の徴収方法はすべて消えており、秀明会信者が連想する世界救世教の姿から、悪い部分を消した状態と言うべきでしょう。朝拝は午前10時、夕拝は午後4時で、拠点も夕方には、閉めてしまうところが多いです。拠点の時間割りも、このように常識的であり、秀明会のように夜中に信者が参拝にくるような世間からみて非常識なことは一切していません。

ただし、ご神体が、二代教主の大光明真神ですから、この点について、非常に抵抗感を感じる秀明会信者は多いでしょう。

拠点を訪問すると、例外なく、向こうから、浄霊をしましょうと言ってきます。日直の助師、世話人がいるので、話し相手になってくれます。正直言って、いづのめ教団のほうが、東方之光より、訪問した時の雰囲気は優しくて、明るくて、いい感じです。(私の経験からすると、救世教に対する取材活動、インターフェイス活動は、いづのめ教団に対して、行ったほうが、うまくゆきます。いづのめ教団の拠点である各浄霊センターは、布教の現場であり、また、キリスト教等の他宗教の方も学びにやってくるので、秀明会信者さんが、取材活動、インターフェイス活動を行うために訪問しても、いづのめ教団の方は、びっくりしませんし、そういう秀明会の方々に対応することも、いづのめ教団の拠点である各浄霊センターの重要な役割の1つなのです。)

ただし、年をとった助師、世話人ですと、こちらの話しに全くついてこれない可能性もあります。若い専従職員ですと、こちらが期待した通りの対応をしてくれます。やはり、予め、電話でアポを取ったほうが無難でしょう。

いづのめ教団を訪問した場合、人によっては、教修を少しは勧めることもありますが、軽く言う程度です。安心して下さい。いづのめ教団の場合、教修を受けてから、入信するかどうか決めることとなっています。おひかりの拝受は、熱海の救世会館で行われます(遠隔地である四国、九州等では、地元の拠点でおひかりの拝受がされています。)なお、未信者配布用機関紙「光明」には、各拠点の電話番号の一覧が書いてあります。

「いづのめ教団」に入信したらどうなるの?

いづのめ教団の場合、秀明会と同じ、「参拝、浄霊、奉仕」が基本的な信仰スタイルであり、布教活動の中心は、教団の各拠点です。秀明会とほとんど同じことが行われていると考えてよいでしょう。かえって相違点を挙げたほうが、分かりやすいでしょう。

〔いづのめ教団に認められる秀明会との比較における特質〕

ですから、秀明会の人が、いづのめ教団に入信した場合、すぐに、うちとけることができます。コミュニケーションの場が、教団の拠点ですから、遠慮なしに、どんどん、入っていくことができるのです。

秀明会信者で、秀明会は好きだが、秀明会の助教師、世話人がうるさいのが我慢できないという人は、いづのめ教団に入信するのがお勧めです。

「東方之光」について

「東方之光」を訪問する際の留意点

東方之光の場合、布教活動の中心が、東方之光の管理する拠点(MOA会館)ではなく、分院、ブランチといった信者宅です。そのため、拠点であるMOA会館に行っても、宗教施設といった感じが全くせず、株式会社MOA商事の支店と思ったほうがいいでしょう。職員の人も、宗教法人の専従者といったかんじではなく、MOA商事のサラリーマンといった雰囲気です。信者さんも拠点には通常参拝に来ません。(そもそも、拠点であるMOA会館は、参拝する所ではなく、箱根本山の事務機能が各地方に分散させられた場所にすぎません。信者さんは、月に1度の紫微宮祭の日にだけ、MOA会館へ参拝にきます。)

職員の人は自分の仕事が山ほどあり、猫の手も借りたいほど忙しいので、アポを取らずに突然訪問したり、特に忙しい時期に訪問したりすると、むこうも人間ですから、嫌な顔をされてしまいます。東方之光を訪問する際には、必ず、電話で相手の職員の都合のいい時間を予約しましょう。

MOA会館を訪問した場合、お願いすれば浄霊してくれます。こちらから、浄霊をお願いしないと、相手からは何も言ってはくれないことが多いです。

私も、秀明会の知人と2人で、MOAの信者に、急所の浄霊をやってもらいましたが、効果が驚くほどはっきりと感じられました。(「その知人は、それまで秀明会の祈りの浄霊では全く治癒しなかった、腰痛が、そのMOAのたった一回の浄霊で治ってしまったというチョー奇跡を体験しました。」)体的な病気の治療効果に関していえば、東方之光の急所の浄霊は、秀明会やいづのめ教団の祈りの浄霊に比べ、明らかに上でしょう。

こちらの取材に快く応じてくれるかといいますと、相手の職員が話し好きの人なら、話しが大いに盛り上がりますが、相手が無口な人ですと、話しは尻すぼみに終わってしまいます。東方之光の場合、相手の職員の性格によって、取材が大成功に終わるか、大失敗に終わるかが決まってしまいます。一般論ですが、東方之光の場合、いづのめ教団に比べ、こちらの話しには、あまり付き合ってもらえません。私の知人が、取材のため、東方之光を訪問したところ、活動の中心は分院(登録されている一般信者家庭)だから、分院に行ってくださいと言われ、浄霊体験や活動内容を詳しく教えてほしいと頼んだら、そういった内容は本に書いてあるとおりですと言われてしまったそうです。別の知人は、東方之光を訪問したところ、話しが盛り上がり、話しが終わったのが、夜中の12時になってしまったそうです。

東方之光の場合、対話によるコミュニケーションよりも、明主様のみ教えに忠実な急所の浄霊を実際に体験することが一番のお勧めです。(私の経験からすると、東方之光の場合、拠点であるMOA会館での取材活動、インターフェイス活動は、困難であると考えます。前述しましたが、拠点であるMOA会館は、布教の現場ではなく、箱根本山の事務機能が各地方に分散したものにすぎませんので、秀明会信者が、入信を前提としないインターフェイス活動のために、MOA会館を訪問しても、MOAの職員にきょとんとされてしまうのが、関の山です。)

東方之光を訪問した場合、人によっては、教修、入信を少しは勧めることもありますが、軽く言う程度です。安心して下さい。東方之光の場合、入信を前提に教修が行われます。おひかりの拝受は、MOA会館または分院で行われます。

東方之光は、秀明会信者が連想する世界救世教とは全ての面で、全く違います。祭事関係、浄霊法は全て明主様ご在世中と同じに戻されていますし、世間の人が想像している新興宗教独特の雰囲気は完全に消されています。宗教法人というよりも、株式会社です(箱根本山のみは、宗教施設の集合体です)。

「東方之光」に入信したらどうなるの?

東方之光の場合、信者宅である分院を通じて、MOAメンバーの友人、知人が浄霊を受け、そこから、MOA講習を受け、入信するというのが、通常の入信ケースです。このように入信した人は、最初に御縁を頂いた分院を通じて、その後、お世話を受けることとなり、浄霊もその分院で受けることとなります。そのため、秀明会信者が、自分の足で、各MOA会館に行き、入信すると、分院を通じたお世話を受けることができないので(形式的には、自分の所属する分院を紹介されるかもしれませんが、よほど、気の合う信者の友人ができない限り、分院を通じたお世話を受けることができません)、入信した後のアフターケアーを受けることができません。特に、勉強会もありません。MOAのおひかりをもらったら、それだけでお終いという感じです。

ですから、1人でいるのが好きな人、余計なお世話はうざいという人にとっては、東方之光は最適なのですが、そうではない人、例えば、拠点にお参りして、そこで、お茶でも飲みながら、世間話しをするのが大好きな人にとっては、物足りないといえます。ただし、たとえ、東方之光に入信しなくても、浄霊自体は明主様ご在世中の浄霊に最も忠実なのですから、これを習得して、秀明会のおひかり、あるいは、いづのめ教団のおひかりでこれを実践するべきであると思います。

その他

世界救世教の場合、東方之光もいづのめ教団も、本部祭典、拠点の祭典に、未信者も自由に参拝、参加できます。どんどん参加しましょう。箱根、熱海の明主様ご設計の建物や明主様ゆかりの施設、建物を、自由に、見学できます。また、拠点には、明主様ご直筆のご書体やその複製品がたくさん飾ってあります。秀明会信者は、こういったものをほとんど見たことがないので、見学させてもらいましょう。

私見

世界救世教は、秀明会とは異なり、未信者に対して、門を広く開けています。たとえ、世界救世教に入信する気持ちがない秀明会信者であっても、暖かく、迎えてくれます。そして、秀明会のおひかりはそのままにした上での入信を認めてくれます。二股を柔軟に認めてくれるのです。是非、安心して、訪問してください。

ただし、今まで書いたことは、あくまでも、一般論ですから、この文書を読んでいる秀明会信者のあなたが救世教を訪問した際、一体どうなるかは、救世教側の実際に対応に出た人の性格に左右されるといっていいでしょう。私も、いづのめ教団のある拠点を最初に訪問した際、対応してくれた信者が気障であまり感じがよくなく、二度と、その拠点には行きたくないと思いました。しかし、それから1年以上たって、用事が出来たため、再度、その拠点に行ったら、話しの合う信者が対応してくれて、楽しいひとときを過ごすことができ、ぜひ、その拠点で入信したいと思いました。

1か所の拠点にこだわるのではなく、最初の拠点が自分の性格にフィットしなければ、どんどん、別の拠点に足を運ぶべきであると考えます。そして、入信を勧められるのが嫌なら、最初から、入信する気持ちはなく、勉強のために訪問したいと正直に打ち明けるべきでしょう。その上で、ぜひ入りたいと思う拠点があったら、そこで、おひかりを拝受して下さい。

最後に、明主様ご論文「転向者の悩みに応う」(昭和24年12月20日)を抜粋させて頂きます。

「本教においては他信仰に触れることはいささかもとがめない。絶対自由である。例えば本教信者であっても他の宗教を研究しても何ら差し支えないのみならず、万一本教よりも優れたる宗教があれば、それに転向することも自由である。とともに、いったん他宗教に転向した者が、再び本教に戻ることあるも、これまた差し支えないのである。」

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