MOA体験記

(2003/05/24)

秀明会の信者さんがMOA高輪クリニック(東京療院)への体験記を送って下さったので掲載します。


(筆者:秀明会信者)

ゴールデンウィーク明けに、MOAが運営しているMOA高輪クリニックに行ってきました。MOA高輪クリニックはJR品川駅向かいの品川プリンスホテルのすぐそばにあり、便利な場所に位置しています。今回、浄化を機にこのMOA高輪クリニックに行ってきましたので、そのレポートです。

きっかけ

4月の初旬くらいから咳の浄化が始まり、秀明会でも特修会の時を含めて2,3回浄霊は頂きましたが良くも悪くも変化は起こりませんでした。その後、いづのめ教団の某センターに行って浄霊を頂き、痰が出るようになりまして、その時は「さすがいづのめの浄霊だ。浄化が進む(注:毒素が排出されるという意味)。」と思いましたが、その後はいづのめの浄霊でも変化がなくなってしまいました。症状が良くなる傾向はなく、仕事の忙しさも手伝ってか、日に日にじりじりと悪化してきました。

さすがに「こりゃヤバイ」と思い、以前にMOAでは急所の浄霊をしてくれるというのを思い出し、MOAでお光を頂いている友人に連絡してみました。そして、MOAのT会館の連絡先を入手しました。

このときMOA高輪クリニックの連絡先も入手していたのですが、すでにゴールデンウィークに差し掛かっていて、医療機関であればゴールデンウィークなどの休日はやってないだろうし、MOA高輪クリニックは予約がいっぱいということも聞いていたので、MOA高輪クリニックではなくT会館に電話することにしたのでした。

MOA・T会館に参上!

相手はMOAという宗教団体(と私は意識していた)ですから、無茶苦茶緊張しました。なんせ、まがりなりにもこちらは秀明会の現役信者だという意識があります。でも電話して、手短に事情を話して浄霊を受けたいと言ったら、あっさりとアポが取れました。当然のことながら、こちらが秀明会かどうかなんてことは尋ねられもしませんでした。

どうもこういう時は、こちらが思っているほど相手は気にしていないようですね。よくよく考えてみれば、自分が秀明会の所属の拠点で受付にいるときにそんな電話がかかってきたら、やっぱり結構あっさりと対応するんだろうなぁと思わずちょっと苦笑しました。

という訳で、私がMOAの急所の浄霊を最初に受けたのはT会館でした。

電車を乗り継いで、T会館には約束の時間に間に合いました。ここで、電話では「3階で待ってます」と言われてたものの、会館の入り口に来て「う、入る時はどうすれば良いんだ? 何か言われたらどうしよう・・・ そもそも3階までどうやって行きゃ良いんだ?」なんてことが頭をよぎりました。が、ここまで来て引き返す訳にも行きません。

一歩進み、ガガァー、っと何かのお店にでも入る雰囲気で自動ドアが開き、中に入りました。幸い(?)、出入り口付近には誰もいませんでした。で、横を見ると机の上にノートとペンが置いてあります。「ははぁ、これは秀明でいう参拝ノートだな」と思い、近寄ってみるとやはりそれらしい。適当に名前だけ書いて中に入りました。

下駄箱があったんで、そこに靴を置いて、階段もすぐそばにありましたから、勝手にあがっていっちゃいました。

途中、MOAの信者らしい人とすれ違いましたが、とりあえず「こんにちは〜ぁ〜」と緊張のためちょっとひきつった挨拶を交わし(笑)、3階に到着。3階はご神前でした。「大光明」の御神体。秀明会と違うのは、明主様独特のあの書きなぐったような筆跡のものを御神体にしていることです。また、明主様御在世中のとおりに、秀明会も採用しているような2代様が大本教から取り入れた神道式の祭壇がないこと。勿論、松の飾り(?)もありません。

でも・・・「あり?」、誰もいません。。。

よく見ると、ご神前を横切って突き当たりが部屋になっていて、スライド式のドアがあります。ドアの隙間から中を窺うと人の気配があります。

一瞬、どうしたものかとドアをあけようとした手を引っ込めてしまいましたが、きっとここに違いないと思い直し、ドアを開け、「済みませ〜〜ん、電話で浄霊をお願いしておいた○○というものですけどぉ・・」と言うと、「ああ、○○さんですかお待ちしておりました。」との普通の返事。

やっぱり、こういう時はこっちの方が勝手に緊張しているようです(笑)。

急所の浄霊

まず、T会館に来た経緯を話し、今の容態を話しました。

で、MOAでは浄霊を「岡田式浄化療法」と呼んでいることや簡単な原理の説明がありました。T会館に来た経緯を話す中で秀明会の信者であることも告げていたので、この辺はあっさりと済みました。

浄化療法を受ける前に、施術代を払うことを要望されました。秀明の参拝での御玉串に相当するような、何かしらの支払いは最初から覚悟していましたから、こちらもさっさと包みました。ちなみに、私が払ったのは千円です。

さて、いよいよMOAの急所の浄霊です。友人から聞いている限りでは、明主様御在世中のままのスタイルに戻しているとのこと。

背中側からするのが中心でした。途中、少しだけ前からもありましたが、ほとんどは背中側からでした。後で聞いたところでは、急所と腎臓をめがけて浄霊したそうです。細かい時間配分までは聞いていません。おそらく、このレポートを読んでいる皆さんにはどこをどう浄霊していたのかが一番興味あるポイントだと思いますが、背中側から、そして手のひらは少し離して浄霊するため、正直なところ、どうやっていたのかは分からないのです(ゴメンナサイ)。

このときの浄霊は浄霊だけで1時間ちょっとでした。そして、いづのめと大きく違うのは、浄霊中は無駄なおしゃべりはしないことです。でも、秀明会の浄霊ならせいぜい5分くらいですが、黙ったままの1時間ですから、かなぁ〜り長〜〜〜い1時間に感じられました(笑)。

一方で、おしゃべりに紛らわされることもなく、秀明会の浄霊になれている私には、いづのめの浄霊よりも好感が持てたのも事実です。

やがて、施術者が「では、今日はこれで終わりにしましょう」と言って、終わりになりました。その後、施術者の方とは少し会話も交わしましたが、「ああ、こんなもんか」というくらいあっさりと帰宅の途につきました。お光を頂いたらとかいうお勧めも全くなければ、宗教的なお話も全くありませんでした。秀明会の入信のお勧めを見てきた私には、ただ浄霊だけして終わりという感じで、ちょっと物足りないくらいでした。もっともこの時の体調ではあまり会話はしたくなかったんですけどね (^^;)

急所の浄霊を受けてみて

はっきり言って、浄霊を受けている最中には、それほど凄い浄霊だとは感じていませんでした。でも、一晩寝て驚きました。

と言うのも、その頃の1週間くらいは夜中も咳き込み、睡眠不足に陥ってかなり衰弱していたのです。ところが、その日は朝までぐっすり眠れました。久々に咳き込むこともなく眠れた。。。 普段ならどうってことのないことかも知れませんが、そんな状態が続いていた私には素直に「こりゃ、スゲー!!」と思えたのでした。

そんな体験もあったので、T会館には次の日も行きました。今度の施術者は違う方でした。

この人は前後からだけでなく横からも浄霊しましたし、また被術者(私)がベッドに横になって受ける浄霊もありました。このあたりは特に、MOAの浄霊は治療的な色合いが濃く感じられました。

そして、この人とはMOA高輪クリニックの話も少なからずしました。そこで、MOA高輪クリニックに予約を取ってみようと考えたのです。

MOA高輪クリニックに予約

T会館の連絡先と同時にMOA高輪クリニックの連絡先も教えてもらってはいたもの、やはりこちらは秀明会の現役信者。。。 このときも正直言って最後まで「どうしようかな?」と迷ったのですが、「えーい、モノは試しよ!」と思い切って電話をかけました。電話に出たのは、おそらくMOA高輪クリニックの受付の普通の職員。こちらのドキドキとは関係なく、あっさりと予約が取れました(笑)。

でも、この時はすでにゴールデンウィークに入っていたため、予約が取れたのはゴールデンウィーク明けでした。おいおい、一週間もあるで。。。 (^^;)

ちなみに、その後もT会館で浄霊を受けていました。で、実際にはMOA高輪クリニックの予約の日が来る前に、T会館で頂いていた浄霊でかなり治ってしまいました(笑)。

いざ、MOA高輪クリニックへ!

何はともあれ、予約の日が来たので、MOA高輪クリニックデビューです! 平日の昼間なので会社は半日だけ有給休暇を取りました。

クリニックに入ると、入り口のわきに自然農法産のものらしい品々を売っているお店があり、その奥に受付らしいところがありました。とりあえず、その受付で予約を取っていることを告げると、初診のため、住所やらなんやらを記入させられました。雰囲気はおそらく普通のこじんまりとした病院とさほど変わらないと思われます。が、なんせこちとら数年はお医者さんなんかに行ったことがありませんから、「病院ってこういうところだったっけかなぁ。最後にお医者にいったのはいつだったっけ? どんな所だったっけ?」と昔の記憶を必死こいて辿っていました(笑)。

ただ、昔にお医者にかかったときの記憶と違うのは、MOA高輪クリニックはせいぜい10床程度の規模で完全予約制のためか、待合室に患者があふれていないことです。待っている患者が少ないので、なんか寂しいくらいです。

そしていよいよ、「○○さ〜〜ん」と私の名前が呼ばれ、私の順番が来ました。

このときに、その患者に浄霊を行う施術者も紹介されました。が、驚いたのは、T会館で浄霊をしてもらった人が担当となったことでした。その日も朝から何人か患者が来て、順番に当てはめられていくと考えられますが、まさかこんなところでこんな組み合わせになるとは。偶然とは恐ろしいものです。

診察

そして案内されて通されたら、お医者さんらしき人がいて、問診が始まりました。そして、身長や体重などの簡単な身体検査。でも、何でお医者さんがこんなことするんだろう、何かおかしいなぁ、と思ってよく見るとその人の胸には「看護士 ○○」というような名札がついてました。今回が初診だったためか、まず看護婦さんが私のプロファイルを作っていただけで、まだ診察ではなかったのでした(笑)。

そして、別室に案内され、そこでいよいよお医者さんとのご対面となりました。

咳が止まらないという症状を話したら、「じゃあ、レントゲンを取りましょう」と言われ、診断目的のレントゲンをとることになりました。レントゲン室に案内され、レントゲンを撮りました。このような設備があるのもお医者さんがいるからこそで、診察を受けている側から見ても、通常の医療機関です。

その後、レントゲン写真の解説がありました。この部分が胃で、ここが肺で、という感じで。そして、医学的な診断(僕の場合は気管支炎でした)がなされ、特に薬物の投与の必要性が無いということで、医師の指示の下で浄霊を受けることになりました。

ちなみに、医師の診断を受けている間、浄霊の施術者は後ろの方に控えてはいますが、患者と医師とのやり取りは聞こえる範囲にいて、病状や医師の診断も把握しているようです。

2段階の浄霊

さて、診察のあとすぐに浄霊に入るのではなく、会計も済ませ、ひとまず医療上の手続きは終了します。もちろん、ここまでの診察は通常の医療機関として行う訳ですから保険が効きます。そして改めて浄霊のセッションになります。

お医者さんの診察を受けるのは1階で、浄霊を受けるのは3階だか4階だかの(正確な階数は忘れてしまいました)そのビルの上の方でした。ここで少し待たされました。テラス部分に花壇が設えてあり、○○瑞泉郷(こちらも正確な名前は忘れてしまいました・・・)と名づけられていて、天国の雛形としているように見えました。

やがて浄霊の担当者が来て、浄霊を行う部屋に移動します。結構広い部屋で、通常の施術用の椅子のほかにもベッドも数台おいてあります。

既に顔見知りで浄霊の説明も同じ人からT会館で受けてましたが、ここは正規の医療現場ですから、改めて説明がありました。もっとも「浄霊」という言葉は使わず、ここでも「岡田式浄化療法」と言ってました。

MOA高輪クリニックでの浄霊には2段階あり、まず下治療のような通常のMOAでの急所の浄霊で、ついで重点浄霊という症状に対する急所を重点的に行いました。ただしそうなっているとの説明はなかったもので(単に僕に対して説明を忘れただけかも知れませんが)、下治療的な浄霊を受けている最中はそれがそういうものだとは意識していませんでした。

この下治療的な浄霊は、おもに背中側から浄霊を施術する、というものでした。あと、椅子に座ったまま横からも、またベッドに寝っころがっての浄霊もありました。ベッドに寝っころがったときは、脇腹のあたりをめがけて浄霊していたようです。

この浄霊は約1時間くらいあったと思います。

で、終わったと思ったら、違う人のところに案内されて、重点の浄霊(?)を受けました。私の場合、背中側からの施術を受けました。でも実際のところ、この浄霊中は特に何も感じませんでした。。。 (^^;)

この時にはすでにかなり回復していたのですが、でも、MOA高輪クリニックでの浄霊を受けた後はさらに回復しました。

この場では施術者の人たちからは特に施術料の要望は受けませんでしたが、T会館に行っていたときにMOA高輪クリニックのシステムは聞いていたので、最後に施術料を払っておきました。これは全くの任意となっているようです。

感想

MOA高輪クリニックでは、浄霊を受けている人は他にも何人もいて、結構お客さんもついているようでした。

少なくともそこいらの病院みたいに薬漬けにはされませんから、救世教にアレルギーのない人なら安心して医学的な診断を受けることができます。まだ10床と少ないながらも入院設備も整っていますし、入院中の食事は自然農法(注:MOAはEMは使いません)の食材を使うように心掛けていらっしゃるようですから、首都圏の人にはお勧めです。

MOAの浄霊を受けてみての感想としては、いづのめの浄霊を受けた時ほどお光が強いという感じは正直なところありませんでした。でも、その体的な効果はいづのめよりも上を行っているのではないか、という気がします。浄霊中はあまり感じないが、その後で効果が出る、といったところですね。

もちろん、あくまで私個人の今回の感想ですけど。

また、MOAの急所の浄霊は体的な治療を目指していますので、体的なもの以外の浄化にはどうしているのかは知りませんし、この浄霊の方式では効果は期待しにくいです。

ただし、体的な浄化には秀明やいづのめの浄霊よりも向いていると思います。

特に急所を探る事は面白いです。自覚していない痛点が発見できたり、次の日には痛点が変わっていたりします。浄化が進めば、当然、その時々の状態は変わるでしょう。秀明やいづのめのような祈りの浄霊ですと、そのときの容態とは無関係に通り一遍の浄霊を行うだけですが、特に体的に浄化しているときには、そのときの状態に合わせる方が合理的だと私は考えます。

最後に

私は、いづのめ教団のセンターやMOAの会館などに行くときには、いつもは秀明のおひかりを掛けたまま救世教の浄霊を受けてます。ただし、MOA高輪クリニックに行くときには上記のようにレントゲンを撮ることもあるでしょうし、医師の診断を受ける訳ですから、お光ははずして行った方が良いかも知れません。

また、MOAの人と話していると「改宗なきお光拝受」を謳い文句にしていて、そこがいづのめ教団とは違うと主張してきます。おひかりの拝受は岡田式浄化療法を行う資格に過ぎず、おひかりの拝受がそのまま東方之光という教団に入信する訳ではないのだと。

でもこのキャッチフレーズを聞いて、いづのめ教団にも出入りしている私は笑いがひきつってしまいました。いづのめ教団でも同じような文句を聞いていたからです。しかも、それがいづのめ教団の海外展開が成功している理由の1つだとも。東南アジアでは仏教のお坊さんが、お坊さんという立場のままおひかりを拝受して、お坊さんという立場のまま浄霊をする。南米では、同じことがキリスト教の牧師・神父さんの間に広まっているのだと。

3つの教団(東方之光、いづのめ教団、主之光教団)には分かれていても、外から見たら同じ世界救世教なんですから、仲良くやってもらいたいものです(笑)。


ありがとうございました。追記ですが、改宗無きおひかり拝受は四代教主様のご意向であり、被包括法人はすべてこの方針で活動しています。東方之光だけ、いづのめだけというものではありませんので、念のため申し添えておきます。

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