より細かい比較3 右側宝物

(1)梅
オリジナル 秀明版
梅の微妙な表現は再現できていないですね。枝の長さも違ってしまっていますし。

(2)日輪?または五色雲?
オリジナル 秀明版
円形の中の、雲のような模様が正しく再現されていません。

(3)宝経 (4)不明、和楽器?
オリジナル 秀明版
手に持っているのは和楽器だと思いますが、オリジナルは横線が何本か規則的に入っているのに、秀明版は横線を省略しています。

(5)鉄鉤(てっこう) (6)水玉? (7)宮殿
オリジナル 秀明版
右上の「鉄鉤」のようなものは、なんというか、「書き順が違います」ね。ここも「へたくそな見習い」エリアでしょうか。

(8)宝弓 (9)不明、円状の物
オリジナル 秀明版
「弓」の胴体が描く曲線が微妙に違います。とくに先っぽの部分

(09)金輪? (10)白払子(しろほっす) (11)香炉? (17)お面
オリジナル 秀明版
普通の千手観音様は「髑髏」を持っていますが、明主様の観音様はかわりにお面を持っているようです。お面は、秀明版では絵がつぶれてしまっていてなにがなんだかよくわかりません。はたきのようなもの(払子)も、秀明版のはたき部分は手抜きですし、オリジナル版では柄の部分が親指よりも内側にのびていますが、秀明版では意味不明の線でごまかされています。

(12)水瓶 (13)宝螺
オリジナル 秀明版

(14)数珠
オリジナル 秀明版
じゅずは点の数が本当に正しいのかどうかはまだ数えていません。でもこういうのは正しくやっていそうです。「数が命」の秀明ですから。

(15)化仏
オリジナル 秀明版
秀明版はひどい手抜きです。顔ぐらい描いてあげてください。

(18)鉾を持つ手
オリジナル 秀明版
鉾をもつ手の部分です。あいかわらず横線が再現できていません。

(18)鉾
オリジナル 秀明版
鉾の先端部分です。それにしても背景の円光の線、秀明版は太いですねえ。

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