本部大黒堂に「みろく大黒天」のご奉斎によって全信者に福のご守護が頂けること。

ここは飛天の章としても短く、特に書くことはないのですが、あえて書くとしたらこのようなことでしょうか。御在世当時における大黒様のお祭りの仕方は各家庭に一体づつとする方式でした。また、各教会や布教所にも大黒様をお祭りしていました。「本教の信者は必ず大黒様を祭るが」というみ教えはこのことです。そして大黒様をお祀りする場所はご神体のすぐ隣でした。現在の秀明会の大黒様のお祭りの仕方は、お祀りしているのは本部だけであり(香港は例外)、その場所はご神前ではなく非常に下座で、支部では「玄関先や受付」などのところもあり、神苑では「メモリアル」よりも下座です。御在世当時の祭事とはまったく異なったものです。また、本部にだけ大黒様があるため、本部だけが金持ちになったというのは、皮肉がきつすぎるでしょうか?

現在の世界救世教では、大黒様をとくには重要視していませんが、お願いすれば熱海でご入霊して頂けると聞いています。

以下は参考までに、大黒様に関する御垂示です。

S23.12.18

質問
 大黒様にお願事をするのは如何でしょうか。

御垂示
 していいですよ、うんとお金が入りますようにと願ったら宜しい。(笑声)金が入るのは結構だが。大事なのはその金の使い途ですよ。神様の事とか何かいい事に使うことが大切です。

質問
 毎日御飯等御供えをして参拝すべきでしょうか。

御垂示
 御供えは毎日はしなくてもいいです。月に一度観音様の御祭りの時に一緒にしたらいい。

S24.4.23

質問
 御神体の御祀りについて、御開眼を頂いた観音像、大黒様等はどの様に祀らせて頂いたら宜しいでしょうか。

御垂示
 床の間の御軸の前に御祀りして、観音様は真中、大黒様は一寸向かって右に台をしておくのがいいんです。狭い床の間では臨機応変にやっていいですが、まあ之が本当ですね。

S24.11〜12

質問
 普通は大黒様だけを御祀りして居りますが、恵比寿様も御祀り致すべきでしょうか。

御垂示
 そりゃあ、両方御祀りするのが本当ですよ。つまりこれは夫婦ですからね。大黒様は木槌を持ってますが、あれはツチの宝を振り出すって働きです。恵比寿様の方は海の幸です、だから之は両方が本当ですよ。然し、場合によっては大黒様だけでもいいですがね。けど、恵比寿様だけではいけませんね。何故かって言えば、金銀の財宝を授けるのは大黒様の受け持ちですからね。だから、紙幣なんかも大黒様の方が合うんです。

質問
 両方御祀り致します場合、その位置はどの様に致したら宜しいでしょうか?

御垂示
 向かって右が大黒、向かって左が恵比寿です。左の方(向かって右)が上ですからね。だから結婚式の写真でもそうで、今迄普通撮ってるのは反対なんですよ。あれは西洋風で、西洋は女の方が主だからあれでいいんですが、日本は男の方が主ですからね、反対になるべきなんです。ま、本当言うとそうなるんですね。人間も普通右手を使いますが、これは左の方が上で右は労働者になるんです。左の「ヒ」ってのは霊の事であり、右の「ミ」は身ですからね。

質問
 大黒様と恵比寿様と両方御祀り致しますと、真ん中に観音様を御祀り申してあります場合、観音様を真ん中からずらさなければならないと存じますが如何でしょうか?

御垂示
 そんな事はありませんよ。観音様は真ん中ですよ。 それにね、やはりこれも相応しなくちゃいけないんですよ。だから床の間が小さいくせに大黒様や恵比寿様だけが馬鹿に大きいなんていうのはいけませんね。

S24.4.23

質問
 大黒様は沢山御祀りしてもよいとの御言葉でございましたが、沢山御祀りする場合矢張り床の間が宜しいでしょうか。

御垂示
 大黒様はそんなに沢山なくちゃいかんていう事はありませんよ。多いのがいいんなら百も二百も並べなくちゃいけないぢゃないですか。一つでいいですよ。ただ余り小さいのはいけませんがね。床の間に丁度いい位の大きさでなくちゃあね。だからここでもあれ一つですよ。多い方がいいなら、大黒様をこの辺に一杯ぶら下げておきますよ、御雛様みたいにね。(笑声)

S25.4.8

質問
 信者の家に御奉斎してある大黒様に御祈りする場合「五六七大黒天守り給へ幸倍給へ」と奏上して宜しいでしょうか。

御垂示
 さあ、その大黒様が「五六七大黒天」っていう名前ならいいけれども。普通は大黒天神だけでいいですね。

質問
 では、「大黒天神守り給へ幸倍給へ」と申し上げれば宜しいのでしょうか?

御垂示
 そう、大黒天様がいいですね、神はつけないでいいですね。

S23.4.8

御垂示
 大黒様はいくつあってもよい。以前私の所には五十体位あった。別に欲張った訳ではないですが、後に人に分けて上げました。大黒様は大きい方がよい。小さいのが数あるより大きいの一つの方がよい。

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